スポーツ観戦のスタイルが大きく変化しています。テレビ中継やスタジアムでの観戦だけでなく、ネット配信やSNSを通じて、いつでもどこでも試合を楽しめる時代になりました。そして今、ドローン技術がスポーツ映像に革命をもたらしています。
従来のスポーツ撮影は、固定カメラやスタジアム内の限られた位置からの映像が中心でした。これらは確かに試合の様子を伝えることはできますが、競技全体の流れや選手の配置、戦術の変化などを俯瞰的に捉えることは困難でした。特に、ウィンドサーフィンやヨット、トライアスロンなど屋外で広範囲にわたって行われる競技では、その限界が顕著に表れていました。
ドローンはこの課題を一気に解決しました。上空から自由に移動しながら撮影できるため、競技エリア全体を見渡すことができます。先日オクマプライベートリゾートで行われたウィンドサーフィンインカレでは、海上に散らばる数十艇のボードを一望できる映像を配信し、レースの展開が手に取るようにわかると好評でした。
また、ドローンは選手に追従する動的な撮影も可能です。風を切って疾走するウィンドサーファーを真横から捉えたり、上空からその軌跡を追ったりすることで、スピード感と迫力を余すことなく伝えられます。選手の表情こそ捉えられませんが、その身体の動きや技術、そして大自然との一体感は、地上からの撮影では決して得られない映像体験です。
さらに、リアルタイム配信との組み合わせにより、観戦の可能性が広がります。現地に足を運べない家族や友人、大学関係者が、まるでその場にいるかのような臨場感で応援できます。特に地方や離島で開催される大会では、この価値は計り知れません。配信映像はSNSでシェアされ、大会の認知度向上や翌年の参加者増加にもつながります。
今後はさらなる進化が期待されます。360度カメラとの組み合わせによるVR観戦、AI技術を使った選手追跡や自動編集、そして複数のドローンによる多角的な映像配信など、可能性は無限に広がっています。
オレンジパオは、スポーツ映像の新時代を切り拓くパートナーとして、最新技術と豊富な経験を活かし、競技の魅力を最大限に引き出す映像制作に取り組んでいます
お知らせ
2025.12.15
スポーツ映像制作の新時代:ドローンが変える観戦体験

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